廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その174:住居跡【足立区】

 

 

*基本データ

 

場所:東京都足立区足立1丁目(東武伊勢さ‥‥スカイツリーライン「五反野駅」(ごたんの)駅から歩ける)

行った日:2019/03/16

廃墟になった日:不明

詳しく:

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*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★★☆☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 

 

*あれこれ

 

廃ログ始まって以来の足立区にやってまいりました。お友達にトーキョーマスターというひと(都内に廃墟を創り出せる能力を持つと錯覚するほど都内の景色に精通)がいるのですが、そのひと曰く足立区は豊富な廃墟を持つ区なのだそうです。

 

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実際のところ、別のところに向かっている途中にここを通り、足を止めたというわけです。思わぬ収穫に対面から側面からなにが楽しくて空き家をパシャパシャしているのだろうこの人は‥‥と、ばっちり不審者のできあがりです。(cf.廃墟を撮る廃墟ガールを撮ったもの→その61:フレンドショップにいはり - 廃墟ガールの廃ログ)


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こののひらひらは一般住宅にはあまり使わないデザインですから元住居兼店舗だったのかなとも推測されます。(cf.その91:舟付販売所跡地 - 廃墟ガールの廃ログその102:中華料理 東洋軒 - 廃墟ガールの廃ログ)


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いつぎはぎがメインカラーの建物です。青は大好きです。


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今でこそこの形状で落ち着いていますが、ここにくるまでには長い年月と暮らしが必要なのでしょう。


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緑黄ひらひらのかけられたシャッターが店舗入口とすれば、角を曲がって奥に住居入口があります。奥行きのある建物なのです。


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折り紙やマスキングテープのコラージュでも、生地のパッチワークでもありません。そんな気軽につぎはぎできる大きさではありませんが、写真で切りとってみるとそうも思えてきますね。(cf.コラージュ→■ - 廃墟ガールの廃ログ)

そして、はずれたコードメータ小屋跡がお決まりのアイテムで愛しいです。


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2枚上の写真で確認できるすこし出っ張った部分です。通路挟んでおむかいさんとの距離が近く、格子はその49:割烹旅館入船跡地 - 廃墟ガールの廃ログを彷彿とさせます。


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そしてもう1度正面に戻り見てみたところ、つぎはぎのしすぎか、歪みが生じているのが分かります。左からは右上がり、真ん中で折り返し右下がり、それが明日か数十年後かは誰も知りませんが崩れてしまう可能性をずっと孕んで佇んでいるようです。

 

 

*廃墟残

 

残りストック:4

 

 

*おまけまんが

 

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月末年度末でひいこらしていた3月が終わります。なんら変わりない地続きの来年度、息抜きしつつ生き延びようと思います‥‥

その173:日の出ストアー

 

 

*基本データ

 

場所:東京都武蔵村山市大南2丁目127(西武拝島線玉川上水(たまがわじょうすい)駅」から徒歩25ふんくらい)

行った日:2019/03/09

廃墟になった日:不明

詳しく:都営村山アパート街の中にあるスーパー跡地。数年前まで併設のスナックが営業していたとの情報も。

2022/02/23追記……2022/02/19再訪時、解体済み、更地に

 

 

*評価

 

怖さ:★☆☆☆☆

廃れさ:★★☆☆☆☆

見つけやすさ:★★☆☆☆

 

 

*あれこれ

 

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前回のその172:ホテル高月城 - 廃墟ガールの廃ログから移動いたしまして、玉川上水駅に初上陸いたしました。向かうは有名な物件です。大宰府が入水したという情報しか持ち合わせていないまま、改札を抜けます。


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モノレールがありました。わたしの出身地千葉県にも珍しいぶら下がり式モノレールがありますので、親近感が湧きますね。


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小学校や団地群を抜けて、見えてきます。


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うーん、写真が下手くそです。が、丸い体育館のような倉庫のようなシルエットが大きくなってまいりました。


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この横断歩道は日の出ストアーの入口に合わせて塗られたかのようです。


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スト」で終わっていますが、「日出」は太陽のようなロゴがかわいいです。にしてもなぜ、スーパーがこんな個性的な造りなのか、背景が知りたいですね。


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建物の右端へ移りましょう。双子メータの片割れは、コードが引っこ抜かれており、おなじみの光景です。(cf.メータ見て→その39:永井メガネ店跡地【朝撮れ廃墟】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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タスポ不要の煙草、免許証不要のお酒の自動販売機が並んでいたのでしょうね。


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喫煙推奨のキャッチコピーが書いてあります。いまどきは喫煙はこんなリスクがありますがそれでも吸いたい方は自己責任でどうぞ、のようなコピーが多いので、斬新に感じます。


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黄色い貼り紙も、喫煙者に優しい目線からのお声かけとなっています。(cf.貼り紙フィーバー→その38:TSUTAYA市川大野店跡地 - 廃墟ガールの廃ログ)

ちなみに廃墟ガールは煙草を吸う帽子でスーツのおじさま(次元大介さんのことですね)はかっこいいなと思い、憧れからzippoまで持っていますが、副流煙に対しては嫌煙家です。


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※ガラスに反射する姿は廃墟ガールのものですのでご安心ください。


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まわって左端です。雨戸の上のトタンにはなにかのコードが行き場をなくして垂れています。ここだけみると一般家屋のようにも思えますね。


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現役であった頃は、団地のみなさまにたいそう重宝されていたことでしょう。場所によっては徒歩1分くらいでしょうし、コンビニよりも便利です。

 

 

*廃墟残

 

残りストック:4

 

 

*おまけ

 

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お散歩のお供として、3代目マーチンくんが足元に到着しました。黒いソールに白いステッチ、限定だそうです。(cf.帽子×ドクターマーチン→その77:松崎たばこ店 - 廃墟ガールの廃ログ)

まだ革が硬いので、たくさん血染めて(靴擦れの意)馴染ませていこうとおもってます。

その172:ホテル高月城

 

 

*基本データ

 

場所:東京都八王子市高月町(たかつきちょう)1250(西東京バス「高月」または「高月集会所」下車)

行った日:2019/03/09

廃墟になった日:不明

詳しく:高月城前のラブホテル跡地。高月城自体は戦国時代初期の山城で1590年廃城。

 

 

*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★★☆☆

見つけやすさ:★★☆☆☆

 

 

*あれこれ

 

ちょっと今回は情報過多で長めです。もし、読んでくださっている方がいらっしゃいましたら、さーっとスクロールして写真だけご覧になっても問題ないかと思います。

 

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こちらも有名物件のひとつ、ホテル高月城です。ラブホ跡地のようです。バスを降りると、このへんにお住まいの方しか使わないようなローカルな香りが即座に漂います。

(cf.お仲間→その97:ナポリの太陽【画像大量】 - 廃墟ガールの廃ログその130:ファッションホテル パステル - 廃墟ガールの廃ログ)


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そのまま住宅街とくねくねした原住民の方がわりとスピードを出して通っていたメイン道路を歩きますと、横道へ逸れるよう指し示す看板が見えました。と同じ色をしています。


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横へ曲がると坂道になっていて、さらにその横がこの眺めです。


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高月城のフォントは格式高い旅館をイメージします。(cf.達筆→その96:盤石荘 - 廃墟ガールの廃ログ)


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すこし学校にも似た正面です。


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入れません。この格子の横引きタイプの門が学校を思わせるアイテムのような気もしています。奥はホテルの名前のイルミネーションの残骸やファンシーな壁のデザインなどが見えました。


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そしてすぐお向いには高月城がございます。本物です。廃城は1590年とのことですからここも廃墟、と広くくくったとすると大先輩、集落であれば長老レベルです。


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バスの関係でこちらは上まで行けませんでしたけれど、検索するに素人目では城跡を感じるのが難しそうな土地が広がっているようでした。


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春らしい木漏れ日に揺れる静かな空間です。


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看板の裏はではなくって、横断歩道の標識と同じ色でした。デザインではなくて、日の昇る関係であちらだけ褪せてしまっているのだとしたら、面白いなと脳内でにやけつつ、バス停ひとつ分歩いてしまったため、時間を確認します。


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そして、はたと気づくのです。別のバス停のはずなのですが、同じ空間にいるのか、この区間だけ歪んでいるのか、単なるバグか、気のせいか、不思議なこともあるものです。

お分かりいただけましたでしょうか‥‥?

 

 

*廃墟残

 

残りストック:5

 

 

*おまけじゃない

 

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うしろが反射しておりますがことしも『変わる廃墟展』へ足を運んでまいりました。(cf.2018→[http://hiyapa.hatenablog.com/entry/2018/03/18/220114:title])

もともと、昨年この展示に行ったことを書いた記事がきっかけで出展者のid:toshiharu-hiraiさんに声をかけていただき、ことしはなんと現地ガイドとしてほかの出展者さんのお話や展示のお話まで聞かせていただき、しかもその105:住居跡【豊島区】 - 廃墟ガールの廃ログでお会いしたid:drone_skyfishさんと一緒に展示をみにゆき、さらに堪能後別の廃墟探検家の方々と晩ご飯をご一緒させていただきまし、た! (id飛ばしてすみません)

スペシャルすぎて息継ぎのタイミングが分かりません。これもこのブログをやっていたおかげです、出会いに感謝☆ みたいなキャラでは毛頭ございませんが、それでも縁というのは凄まじい力で人と人とを引き合せるのだなと感嘆せざるをえません。こんなカメラも持っていないうえ元写真部を疑う写真の下手さ加えて廃墟を見つけても中まで入りませんしおえかきも文章も漫画も中途半端な自己満ブログ(卑屈がすごい)わたしがこんな関わって良いのかいつまでも疑問を持ってしまいますけれど、この場を借りて改めて、ほんとうにありがとうありがとうございます。