*基本データ
行った日:2023/09/17
廃墟になった日:1997年&1966年
詳しく:1951年頃開校。ピーク時の生徒人数は47名。&1877年開校。ピーク時の生徒人数は20人。
*評価
怖さ:★★★★☆
廃れさ:★★★★☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
よく晴れた岡山編、廃校コンビです。まず倉見分校から。(cf.バックナンバー→その589:喫茶あとむまたはヴェール&第2Hマンション【ハレ晴レオカヤマ1/7】 - 廃墟ガールの廃ログ、その590:常盤寮&作陽高校旧校舎【ハレ晴レ岡山2/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)
木造平屋、半壊の状態を保っているとのことで、大変危険です。加えて岡山の日差しを存分に受け止めてすくすく育った木々が絡みふりかけられています。
秋の訪れを感じるススキも添えられています。
屋根の構造が丸見えです。
どこをとっても崩れ、欠け、落ち、割れの繰り返しです。そこに我先に主役の座を奪おうとしている緑たち。色合いにも形状にも統一感のある廃れ具合です。
かなり前のことですがここで映画上映会を開いた際に火災が起き、死傷者の出る事故があったそうです。だからこんな朽ちている、ということではなく、その後再された校舎が今の廃墟です。「かなり前」、の具合が想像できますね。
お次は黒木分校。同じ小学校ですし車であればそこまで距離もありません。が、小学生が通うには離れすぎています。むかし廃墟ガールは空き家職人――空き家か空き家じゃないかを見分ける仕事です――をしていたことがあるようでないようでなのですが、茨城県で同じように山の地域で、同じように限界学校に通う生徒のお話を聞く機会がありました。歩けず、チャリもケイデンス回すのがたいへんなので、お父さんが軽トラに自転車を載せて途中まで送り、途中から自転車で通っていたそうです。壮絶な学校生活です。
手前の駐車場スペースは学校と関係あるのかわかりませんでしたが趣がありました。
こちらが校舎の外観です。薄ピンクで統一されていて可愛らしいです。もっとも当時はもっと鮮やかなピンクだったのかもしれませんが。(cf.ダスティピンク→その176:ワールプールランドレット【▽】 - 廃墟ガールの廃ログ、その438:住居跡×3【菰野町】 - 廃墟ガールの廃ログ、その514:【暗渠ハンター】アパート跡【河骨川】 - 廃墟ガールの廃ログ)
こちらはストーブ? 冷蔵庫? 洗濯機? おしりからでは判別できません。
給食室かなと思って観察していましたがさっき調べたら、廃校後にしばらく縫製工場として使われていて、その際には従業員の居住建物などがあったそう。なのでこの琺瑯かわいこちゃんはそのときのものでしょう。
職員室と家庭科室を兼ねていたのか? と思ったのも間違いということ。
ピアノが見えます。
真ん中に木、シンメトリィな窓、美しいです。
個人的には黒木のほうがお気に入りです。どちらも木造で朽ちているのと、最盛期でも全校生徒の人数が自分の小学生当時の1クラス分くらいしかなく、その数字に驚きます。
*おまけ
おいしいものたちです。