*基本データ
行った日:2023/09/16
廃墟になった日:不明
詳しく:県道26号線沿いの店舗跡、集合住宅跡。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★★☆☆
見つけやすさ:★★★☆☆
*あれこれ
ここからしばらくはその364:グリーンファーム【晴れの国岡山2/3】 - 廃墟ガールの廃ログぶりの岡山からお送りします。やっぱり晴れでした。暑かったです。
この日は下にある美術館がメインなのですが、もちろん廃成分も摂取しております。
次の記事にもこの写真は使う予定でおります、なんせこの写真には5つも廃墟が載っています。岡山市内近辺の廃墟はあらかた訪問済みのため、今回はもっと上へ目指した経緯なのですが、わりと集結しているものが多かったです。
まずはこちら。ひらがななのがポイントを高めています。
素敵なライトがぶら下がっています。
振り向いてびっくり、看板にはあとむの文字はなく、3つぶんのなにかが剥がれた下地には流れるようなヴェールの文字。すかさずその437:河鹿荘【湯の山温泉】 - 廃墟ガールの廃ログで見た場所を思い出しました。(いま当時の記事を見に行ったらメモしてなかったみたいでが、雪の湯の山温泉をお散歩していたら「寅さん記念館」という看板の上からA4用紙に「湯」「の」「山」と1文字ずつ印刷された紙で「寅」「さ」「ん」を覆って施設名変更していた場所があったのです)「あ」「と」「む」が剥がれてしまったのでしょうか。(cf.廃墟のち廃墟→その129:CarPoint・Selectionあるいは白雪姫と七人の小人 - 廃墟ガールの廃ログ、その506:遊亀公園+α【撮りすぎ山梨6】 - 廃墟ガールの廃ログ)
この山の上のホテルも行きたい場所のひとつでしたけどチェーンがかかっていて外に近づくことすらできませんでした。眺めておきます。
上下に配置された型板ガラスです。いしがき柄。
お次です、あとむorヴェールのおおよそお向かいさん。
ノエビア化粧品取扱のなにかがお隣にあったようです。
カギカッコ的な配置+奥にもう1棟あり、世帯数は道路側から見えるよりも思ったより多めのようです。
ベランダの造りがちょっと段ボールの断面のようです。
この一角だけ屋根のデザインが違います。何用だったのでしょう。
カギカッコの真横面です。このあと入口側へまいります。
入口側です。こちらも2階の廊下は段ボール断面。きもち赤らんだ錆つきの外階段がたまりません。
かっこいいです。ちなみにフィルタがかったお写真は撮ってもらったものです。いつも勝手にブログに使っていますが許可済のはずです。毎度お世話になっております。
階段の奥を覗けば、オーソドックスな郵便受けと自転車が潜んでいらっしゃいます。郵便受けと自転車のある廃墟です。
別角度から2階を仰ぎます。(cf.消化器のある廃墟→その2:住居跡【千葉県松戸市】 - 廃墟ガールの廃ログ)
さらに奥に、斜面に建っているので下に、もう1棟が建っていました。このへんではかなり大型の集合住宅かと思われます。
*おまけ
廃墟以外にも岡山に行きたい理由がいくつかありました。まずは大本命のこちら。
ここは常設展が3つの現代美術館です。それぞれに名前がついています。わたしが目がけていたのは太陽の展示。
荒川修作さんとマドリン・ギンズさんの作品は日本に3箇所あります。岐阜のその27:養老天命反転地【フォトジェニック】 - 廃墟ガールの廃ログ、三鷹の三鷹天命反転住宅(その393:【廃墟探偵集情報あり】【暗渠ハンター】住居跡【森厳寺川】 - 廃墟ガールの廃ログ)、ここの奈義町現代美術館です。三鷹天命反転住宅の見学ツアーに参加した際にここを知ってから行きたいと思っていまして、やっと今回叶いました。
展示はこの螺旋階段の上にあります。ただ出入口がこの螺旋階段ひとつしかなく、体験し終えて出たいひとと今から見に行きたいひとの攻防戦が繰り広げられています。声かけなどしないと螺旋階段内ではすれ違えません。加えてどうしてもご自身の逆行シルエットと鉄棒、シーソーをカメラに収めたい方も多く、上の空間内でも順番待ちができていました。むしろ人のいない写真が撮りたいのだけど……としばらく誰もいなくなるのを待ちました。
撮れました! まあ結局こだわって写真を撮りたい点でわたしも含めてみんな同じなのです。それだけこだわる理由がある展示でした。お2人お得意の「反転」するにあたって、上のベンチとシーソーは下のものよりも曲がっていたり、大きさか違っていたりします。ここもガイドなどでお話を聞いたら楽しいのだろうなと思いました。
幸先の良いオカヤマ編です。