廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その594:【湯原温泉3/3】湯原館&宝来屋【ハレ晴レ岡山6/7】

 

 

*基本データ

 

場所:岡山県真庭市湯原温泉

行った日:2023/09/17

廃墟になった日:どちらも2010年頃

詳しく:どちらも湯原温泉街にあった旅館。そばの山からの土砂崩れ防止のために斜面付近だけが残った。

 


*評価

 

怖さ:★★★☆☆

廃れさ:★★★☆☆

見つけやすさ:★★★★☆

 


*あれこれ

 

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まだ9月におります。今回は山の麓にあるトマソン祭りです。(cf.バックナンバー→その589:喫茶あとむまたはヴェール&第2Hマンション【ハレ晴レオカヤマ1/7】 - 廃墟ガールの廃ログその590:常盤寮&作陽高校旧校舎【ハレ晴レ岡山2/7】 - 廃墟ガールの廃ログその591:加茂小学校【ハレ晴レ岡山3/7】 - 廃墟ガールの廃ログその592:【湯原温泉1/3】ゆばら阪神&ロープウェイ【ハレ晴レ岡山4/7】 - 廃墟ガールの廃ログその593:【湯原温泉2/3】湯原観光劇場&たねや旅館【ハレ晴レ岡山5/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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温泉が湧くにはもちろん水が必要で、水が落ちてくるには高低差が必要で、温泉街は似たような地形になりがちなのは自然の摂理というか、そもそもそんな温泉を語れるほど行ったこともないですし、いまだにどこかへ旅行となると食事付きの旅館ではなくて5000~6000円で泊まれるビジネスホテルを基地としてしまうので経験値は一向に上がらないので出だしの地形論は嘘かもしれません。チェーン店やコンビニ飯でもまったく構わないのです。いえ旅先のご飯の話ではありません。ただこの1枚でも、山と川があって、坂も多くそこかしこで水路がせせらいでいて、そりゃお散歩も楽しいわけだと分かる構造なのです。


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隣接する建物を壊す際、壁がひっぺがしきれずにこうなるトマソンはよくあると思いますが、こちらは連絡口であったのであろうドア付きです。かわいい。(cf.超超超芸術トマソンその436:ホテルブルー - 廃墟ガールの廃ログその467:【出張暗渠ハンター】事務所跡【爆走四国アゲイン3/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)、その552:次年子小学校〇+□【サクラ山形1/6】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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V字というか斜めというかカギ括弧型というか、1度かくんと曲がって分断されているのがわかります。角部分しかも2階から育つ若木もあります。面白いです。


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高電圧危険かいまにも降ってきそうで文字通り危険です。


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正面はこちらです。建物の形上縦写真が多くなります。


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現役時代も植物溢れる建物だったのかと予想します。


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ドア枠が倒れています。倒れる向きがあまりにも「いらっしゃいませ」の向きです。


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裏手への階段でファーストトマソンは終了します。

 

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お次です、同じ山の斜面にあり、同じように旅館で、同じ理由からトマソンになって残されています。こちらのほうが規模としては大きそうですが、地形的に近寄れません。


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素晴らしい。段々の構図がようく見えます。1番上から入って階下へ降りてゆくスタイルでしょうか。(cf.フロント最上階スタイル→その551:ビジネス杉田ホテル - 廃墟ガールの廃ログ)


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最下層の色が違うゾーンです。大浴場などでしょうか。横長の空洞部分が窓で、川の流れを眺めながら入浴できたとかいかがでしょうか。根拠のない予想ですのでまったくの見当違いかもしれません。


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ドアがたくさん並んでいます。かわいいですし、こんな不完全な状態でもドアとわかるドア、面白いです。


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上部分です。左に外階段のような部分――アーチが見えます――があるので、それで入口は上だったのではと思った次第です。それも違うかもしれませんが、こうやってあれこれ考えるだけでもよいのです。


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ごちそうさまでございました。

 

 

*おまけ

 

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前回も書きましたが湯原温泉はコンパクトでお散歩にはもってこいでした。日中にお散歩をひと通り終え、まだ時間があります。Googleマップをすいすいしていたところ、あれ? 伯耆郡まで40分で着くけど……?? と気づくわけです。羽根フットワーク(軽いの意)6年振りに大好きな写真家さんの美術館へお邪魔しました。陸路(?)鳥取へ行くのは自分の運転では初めてでした。


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前回はここで植田調のお写真を撮りましたが今回はずっとこの背景で会心の一作を撮りたい男女のかたが陣取っていらっしゃったのでだめでした。空いていれば是非自分も撮りたかったですが並んでまでかと言われるとそこまでの熱量はありませんでした。自分の写真を撮るのに時間を使うなら植田先生の作品を見るのに使いたいです。(cf.前回→その98:【砂丘モード】住居跡【鳥取市】 - 廃墟ガールの廃ログ)