廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その622:岬荘【バースデーオーサカ4/7】

 

 

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*あれこれ

 

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最近、このブログをありがたくも定期的に読んでくれているひとに直接会ったのですが、「chatGPTくんは廃墟の記述が全部同じだね」と言われました。廃墟にパターンがあることや、ときに美しさを持つことはまだご存知ないのでしょう。これがAIは人間には勝てないってやつなのでしょうか.......(違います)

(cf.バックナンバー→その619:相愛荘【バースデーオーサカ1/7】 - 廃墟ガールの廃ログその620:岬カーニバルワーフ【バースデーオーサカ2/7】 - 廃墟ガールの廃ログその621:【東淀川区】住居跡【バースデーオーサカ3/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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暗渠のような道を横目に歩いていくと、駐車場奥に明らかにひとはもう住んでいないであろうと予想できる集合住宅が出てまいりました。


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駐車場と建物に直接の関係はないのではと思いますが、結果味のある壁付きパーキングみたいになってしまっています。全部屋シースルー、個性が出ていますのでひとつひとつ見てゆきましょう。(cf.シースルー→その68:弁天横丁【川越浪漫散策3/3】 - 廃墟ガールの廃ログその332:銘石店古河営業所【ふらり古河1/3】 - 廃墟ガールの廃ログその538:ファーストステイジ/松富士別館【撮りすぎ静岡9/10】 - 廃墟ガールの廃ログエトセトラ)(cf.区画ごと個性派物件→その154:廃アパート【練馬区】 - 廃墟ガールの廃ログ■ - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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1部屋目です。


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ベッドフレームやテレビ台になりそうな棚、マットレスなど生活の痕跡が著しく残っているお部屋でした。ほかの部屋でわかることですがここの住宅はひと部屋4畳半、バストイレ別キッチンなし(流し台はあり)物件のようです。

 

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次のお部屋には気になるものがありました。タイヤはおそらく不法投棄なので置いておくとして、棚にいらっしゃる電化製品はなんでしょうか。小型テレビ? ラジオ? 伸びている縦とずんぐりむっくりした奥行のアンバランスが面白いです。

 

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お次です。窓部分か落ちてしまっています。サッシは外への崩落を免れ室内に寝ています。


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ぼやけて映る木の枝は室内に入りこんでいるものです。現在の住人の可能性もあります。撮影失礼いたしました。


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次は2部屋まとめて引きで撮りました。


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ガーランドではなくて枯れ葉と垂れ下がるコードです。


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ここには冷蔵庫がありましたので飲食物の保管が可能です。アパートというか寮なんかが近そうな狭さです。

 

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上の階は覗けませんでしたが同じような構造の部屋が続いているのでしょう。型板ガラスはみどり柄でした。このまま割れて使い物にならなくなるなら是非とも譲っていただきたいものです。


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かわいいバンビちゃんがいました。


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アパート名の看板は文字のかすれ具合といい、蔦の張られ具合といい、廃墟として馴染みに馴染んでいます。


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横へまわると住宅、よりかは倉庫っぽさのある面が出てきました。そして驚くべきことに相愛荘同様、仕切りとしての透かしブロックにまたしても出会います。大阪ではある一定の時代に透かしブロックの主流活用法だったのでしょうか。強度が低めなので壁には持ってこいかと思います。


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良き味を出しまくるライトです。夜帰宅した住民を淡い光で出迎えていたことでしょう。これは撮ってもらいました。


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なぜか公衆便所もありました。(cf.野外トイレ→その577:海楽荘【のとはんとー3/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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反対の側面です。横長の団地の容量で両端から入れるようになっていたのかと予想します。


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なぜかドライヤーが屋根の上に乗っていました。抜けた乳ドライヤーでしょうか(???)


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そして手前の道沿いからは確認できなかった奥のもう1棟も横からお目見えです。こちらも劣化が激しそうでした。こんなに手前に木が育っているのに向こう側から光が差しています。


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原付がたくさん眠っていました。


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コンパクトにまとまりながらもインパクト大の廃具合でお気に入りの廃墟です。

 

 

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ここからおまけです。前述の通りで、一介のビジホにそこはかとなく漂う昭和ラブホの香り。GPTちゃんもあながち間違ったことは言っていません。カーテンでもブラインドでもない扉で窓が隠されていました。(cf.愛すべき昭和ラブホ→その595:弁柄工場&キハ311【ハレ晴レ岡山7/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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スイッチ盤は調光とか音楽チャンネルとかもっといろいろあったのが消えたのでは、と踏んでいます。


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押してみましたが特になにも起きませんでした。


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極め付きはバスルームです。なぜガラス! 浴槽はやたらとでかいサイズでした。実際このホテルの前身がなんだったからわかりませんがあれこれ想像できたので楽しかったということにしておきます。