*基本データ
場所:東京都北区田端2丁目
行った日:2022/03
廃墟になった日:不明
詳しく:藍染川沿いの2階建て。自宅兼店舗のような佇まい。
*評価
怖さ:★★★★★(夜だからそう見える)
廃れさ:★★★★★(夜だからそう見える)
見つけやすさ:★☆☆☆☆(夜だから見つけにくい)
*あれこれ
藍染川(あいぞめ)
あいぜん、と読んだひとはたぶんおおむね同世代です。わたしは浦原さんが好きです。藍染です。むかし廃墟ガールがちゃんとガールだった頃、何度か藍でハンカチやらのれんやら染めていた時期がありました。藍は高いのです。独特な香りもします。指も爪も染まります。しかしとても楽しかった思い出です。
というのはものすごくどうでもよく、ここは廃墟ごとにそのとき楽しかったことや感じたことをつらつらずらずらすらすらと書くだけの情報量ゼロブログですが、タイトルに「暗渠ハンター」とつくときがあります。暗渠を歩くだけの簡単なお仕事です。なんやかんやありそろそろ歩き始めて1年が経とうとしています。早いものです。ハンター仲間のバックパーマーズさんのうちの1人さんと本日も暗渠フェス。いざ。(cf.カテゴリ「暗渠」)
まずスタートは台東区です。その398:【暗渠ハンター】廃アパート【谷戸川じゃない】 - 廃墟ガールの廃ログで鳥越川を歩いたときにも思いましたが、このへんの暗渠はすごく家が近いです。住宅街の中を進むイメージです。
家と家の間をくねくねしていきます。人間はカテゴライズが好きですのでなんとなくですが各エリアの暗渠を勝手に「こんな感じかなあ」で分けて覚えているのですが、脳内ではすごく生活に根ざしていた水路、と分けられています。
そして文京区に入り、こちらは北区との区界です。右側の文京区はしっこに青果店があり、こんな夜にすごいすごいと騒ぎながらこの地名の看板をばしゃばしゃしている集団は迷惑極まりないと思うのですが、店員のおじさまに「この店の裏は足立区だ」と教えていただき、さらなるテンションの上がり具合でお店の裏手にまわり三つ巴を撮りにゆきました。ありがとうございます。
からの見つけました。2階建ての、おそらく住居兼店舗跡地です。
ダクトが塞がれているような格好ですから飲食店でしょうか。闇にまぎれてだいぶ見にくい写真となっています。(cf.ショーケース塞がれてない→その102:中華料理 東洋軒 - 廃墟ガールの廃ログ)
なんとなくその100:店舗跡×4【板橋区】 - 廃墟ガールの廃ログやその102:中華料理 東洋軒 - 廃墟ガールの廃ログが脳内に浮かび、美容室なのかともちらと思いました。するとあんな大きなダクト穴は不要でしょうし、結局は想像の範囲にとどまります。
室外機がおつかれで倒れそうです。すぐ下のトタンのような板もだいぶたわんでいます。危険です。
さらに進み、ナチュラル系統におめかしされた歩行者用通路をお知らせする標示や、
しもしふり(しもふりです)商店街などを過ぎてゆきます。
豊島区に入りました(カーナビ風)。ここは駒込七丁丁目のようです。すぐ左隣は北区。この藍染川は長いからというのもあるでしょうけれど区をまたぎにまたいでいらっしゃいます。もう4区目です。
レトロなお酒の自販機も見つけてゴールです。
桜台支流
別の日、練馬区におりました。このへんもまだ歩いていないところがちらほらですが、JRではないので若干仕事終わりに狩りに行くにはアクセスが悪めです。
思わず顔を右に45度傾けたくなります。
これは石神井川水系名物? の水路敷床です! 杉並区暗渠でお馴染み金太郎の車止め(cf.廃ログ初出→その282:【プチ冒険×廃ログ】住居跡【杉並散歩1/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)と並ぶご当地暗渠目印みたいなことでしょうか? お初にお目にかかりました。(cf.「水路内」宣言も好き→その390:【暗渠ハンター】つじや荘【神田川三鷹台支流】 - 廃墟ガールの廃ログ)
まだ開業予定のようです。
この日は雨でしたので余計にこの文字が際立ちます。雨の日に歩くなよ。
*おまけ
かれこれ5年目です、ことしも「変わる廃墟展」におじゃまし、本格的な廃成分を過剰摂取してまいりました。至福でございました。こんな写真も文章も廃墟も中途半端なままにずるずるつづけているこのブログとは違い、ほんとうに本格的なのです。ごちそうさまでございました。(cf.→その78:「変わる廃墟展2018」 - 廃墟ガールの廃ログ、その172:ホテル高月城 - 廃墟ガールの廃ログ、その270:廃ビル&イフ外語学院神田校跡 - 廃墟ガールの廃ログ、その336:土浦温泉旅館 - 廃墟ガールの廃ログ)