廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その8:【再再訪】池島【バースデー長崎7-3/7】

 

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再再訪池島、最後です。今回は1番少なく画像49枚です。が、速度制限にはお気をつけくださいませ。

 

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1番好きな団地ゾーンにやってきました。前回は擦り寄ってきたお猫ちゃんのあとをついて行ったらここに辿りつきましたけど、3回目ともなるとノーガイドでも行けます。


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東屋的ベンチとこのお馬ちゃん? みたいのは初見です。こんなものあったなんて。

 

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良き廃です。

 

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メゾネットタイプもある。


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8階建ての重量感溢れる雰囲気も良いけれど、そこまで高さのないこじんまりとした団地が乱立するここも好きなのです。壁に書いてある番号が3桁台のものもありますから相当な団地群です。


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そして! ここは!


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バースデー長崎7-1でも載せました、定点観測地帯の3箇所あるうちの1つです。前回(写真真ん中)とそう大きくは変わっていないかと思います。初夏の緑の育ち具合は凄まじいです。わたしは雨女だと思うのですが、なぜか池島に行くと100%晴れ晴れ。不思議なものです。

 

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美しすぎると恐怖すら感じる、というのがわかる気がします。


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右を見ても左を見ても団地団地団地。同じ規格のはずなのに、自然に還るスピードには個体差があって、早くやすみたい者、もう少し本来の目的の形をしていたい者、緑の飾りを纏いたい者と千差万別。ひとつひとつ見ていて飽きません。


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暑すぎてなりふりかまっていられていない姿を激写されていました。カメラでなくてiPhoneを構えているのはせっかくだから1回くらい動画も撮っておこうかなとしているからです。動画を撮り始めたらたまたまちょうど12:00をまわり、図らずもお昼の鐘が鳴っているさまも収録できました。 ピアノのみで演奏されている「ふるさと」だったのですけど、なんだか景色と相まってどこかもの寂しく聞こえ、『少女終末旅行』で夕焼けをみて感動するチトちゃんなんかを思い出したのでした。


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穴あきです。

 

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順繰りにみていくと団地ごとの個性がわかりますね。


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植物たちは団地だけでは飽き足らず、配管もデコり始めています。


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ストラックアウト窓もいいです。

 

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この景色、忘れたくないなあ。

 

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画になる構図です。そしてぜんぶからっぽ。


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明かりの模様がお花です! かわいすぎ! さりげなく技あり、憎いです。

 

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前回このへんを歩いたときにはくたびれた石の柱が隣の消火栓にもたれていましたが、今回は疲れた街頭くんを発見。ちょうど良いところに電柱があってなによりです。


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今回3度目の訪問、お散歩で、毎回未踏エリアも見つかって新たな発見もあり楽しいばかりなのですが、反対にお気に入りだった景色がなくなってしまっているところもいくつかありました。そのひとつがこちらです。前回までは炭鉱関連なのか錆びた機構がどうどうとこちらいっぱいにいらっしゃいまして、あとかたもなく解体されていました。


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炭鉱戦隊Aレンジャー(今思いついた)のエリアです! ご健在でした。リーダーのノーマルレッド、お帽子つけたスタイリッシュブルー、ずんぐりむっくりイエロー。前回このへんを通ったときに妄想してげらげらした場所です。


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初回訪問時にはなかったひび割れエリア。まだひび割れたままでした。


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この瓦礫の山が、もしかしたらさっき通った更地のなれのはてかもしれない……もっというと更地の近くには事業所のような建物があり、産廃取扱の文字もありました。ちゃんと調べていませんので想像の域を出ませんけど社名からして鉱山事業をお手伝いされていた可能性もあり、地産地消の逆というか、立つ鳥跡を濁さずというか。

 

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Aレンジャーの見えるカーブを曲がって左を見ると、山の斜面からなにかを流していたであろうルートがありました。はてこんなもの過去にもありましたでしょうか?


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そう、過去にもおそらくこの道はあったのです。いままでジブローダーがあったからきっと見えていなかったのでしょう。見通しがよくなったために発見できたのだと思われます。あんなにジブをロードするネタで盛り上がったジブローダー、4年で解体されてしまいました……いくつかの変わった点のなかで1番悲しいかもしれません……


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まあ4年前もコードというか針金というか外れて垂れてきていたりと、危険そうではありました。仕方ないのでなにもない空間の前で敬礼――2015年のわたしのポーズのだささが9年後にも響いています恥ずかしい――するしかありませんでした。


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この道の左側もこんなにひらけておらず、支柱と支柱の間は屋根がわりのトタンが渡っていたように思います。

 

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きみはまだ大丈夫かい?


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閉山から何年も経っているわけですから、言ってしまえばこのへんにあるものたちはすべていまでは使われていないのです。そりゃ、少しずつお住まいの団地よりも、解体が具体的になるのは当たり前です。


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トリンマーは健在でした。かっくいいです。


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2枚前の写真は撮ってもらったもので、かっくいいフィルタがかかっているのですこし曇って見えますけど、実際はこんな晴天でした。青空に錆びた鉄の巨大機構はよく映えます。


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ここまで来て、足元にはっとします。前回はここにペイントされている止まれマークの足に自分の靴を合わせて写真を撮りました。マークが隠れています。だって、解体のための足場の資材が置いてある気がするのです。次訪れたら、この子もいないかもしれません。


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新しく見つけて嬉しいところ、変わって寂しいところなど、3度目でも多くの気づきがありました。炭鉱関連ゾーンは変化が多くありました。たった4年ですが、されど4年です。次訪れるときも、いろいろと変わってゆくさまを噛み締めて、楽しくお散歩したいと思いました。