廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その470:室戸生コン【爆走四国アゲイン6/7】

 

 

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拠点にしていたのは高松市、そこから約3.5時間車を走らせ、高知のはしっこ室戸へ向かいました。数年前には台風で行けなかった室戸です。遠かった……。(cf.その127:なにかの枠組み【スカイレストニュー室戸を目指して】 - 廃墟ガールの廃ログ)(cf.バックナンバー→その465:畑田変電所【爆走四国アゲイン1/7】 - 廃墟ガールの廃ログその466:大衆館【爆走四国アゲイン2/7】 - 廃墟ガールの廃ログその467:【出張暗渠ハンター】事務所跡【爆走四国アゲイン3/7】 - 廃墟ガールの廃ログその468:【画像大量】甚五郎【爆走四国アゲイン4/7】 - 廃墟ガールの廃ログその469:屋島ケーブル【爆走四国アゲイン5/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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事務所のような建物はさらりと観察します。なぜなら、


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どうしてもこちらに目がいってしまうからです。前日は途中まで雨模様だったのですが見事な晴れでございます。


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わあ。ド迫力。


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巨大機構は心踊ります。


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縦にも横にも大きく存在しています。圧倒的存在感。

 

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セメントなどが入っていたのでしょうか。スライダもあります。工場夜景もそうですが、わたしにはこの管が、線が、バルブが、タンクが、どんな目的や役割をもっているのかはてんでわかりません。わからないなりに、わからないまま、見て、そのままに魅力を感じているわけですので、それはそれでよいのかなと思っています。


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前の日の雨が水はけの悪い地面に溜まっていました。水にたつ工場です。


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緑は濃くなり、赤は薄くなり、現役稼動時と形勢逆転しているのでしょうね。


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このへんはその450:針尾送信所【バースデー長崎3/7】 - 廃墟ガールの廃ログを思い出します。なんにせよ素敵。スイッチくんはいつだってかわゆい。


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お行儀の良いドラム缶くんたち。

 

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反対側にも事務所というか、おそらく従業員さんたちの休憩所になっていたであろう建物がありました。


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ソファに座って飲み物を飲みながらお昼ごはんして、みなさんでテレビ見て談笑したり、新聞を読んだり、一服していたのかなと想像します。


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このハンガーの感じ、マットレスの感じ、カーテンの感じ、ちょっと予感がよぎります。


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冷蔵庫で確証。どなたかが写真を撮るために扉を開けたんではないかと予想しました。よい被写体をお探しだったのでしょう。その394:化女沼レジャーランド【画像大量2/3】 - 廃墟ガールの廃ログその440:細江園【ライブペイントあり】 - 廃墟ガールの廃ログでも思ったやつです。もちろん全然違うかも、見当違いも甚だしいかもしれませんけれど。


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これも、絶対誰かひとつ犠牲にしてテープびろんびろんに出したでしょうと思ってしまいました。


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VHSの調子が悪いと、ペンでこの白い部分をぐりぐりまわしたら再生できることがあるよね~と同行者と大盛り上がり。


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ごちそうさまでした。

 

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もう一丁。同じ道路沿いにありました。カラオケボックスだそうです。晴れ晴れの中ビビッドフィルタかけてるから色味狂ってるけれどこのままゆきます。


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田舎のカラオケ、という装いが感じられる。縦ではなくて横に広げるスタイル。

 

 

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おまけは香川のうどんと徳島ラーメン。どこかへ行くときに真っ先に切り捨てられるのはご当地グルメで、ここ最近は群を抜いてひどく、最悪コンビニでカロリーメイトじゃがりこ買って運転しながら食うだけでもいいやという具合なのだが、いちおうさらっといたほうがいいねと最低限のごはん。別に食べるのが嫌いなわけではないのです、偏食なだけ。美味しかったです。

トリを飾るのはあの場所、続きます。

その469:屋島ケーブル【爆走四国アゲイン5/7】

 

 

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今回の中ではここがいっとうお気に入りです。(cf.バックナンバー→その465:畑田変電所【爆走四国アゲイン1/7】 - 廃墟ガールの廃ログその466:大衆館【爆走四国アゲイン2/7】 - 廃墟ガールの廃ログその467:【出張暗渠ハンター】事務所跡【爆走四国アゲイン3/7】 - 廃墟ガールの廃ログその468:【画像大量】甚五郎【爆走四国アゲイン4/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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4/7からもうすこし山奥に行ったところにあります。ロープウェイの駅舎跡地ですから山奥にあるのは当然ですかね。自販機がすでに愛。当りあてて~


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ナショナルテレビ。(cf. 旅館組合→その119:【画像大量】日本歴史館+α【灼熱長野5/6】 - 廃墟ガールの廃ログ、スカット→その186:【画像大量】アドベンチャーランド跡地【ジャパンスネークセンター】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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近寄ってみましょう。


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左のちいさな倉庫のような建物と駅舎の間は山道が細く続いていました。熊が出そうです。そうだここを堪能し終わってほくほくでの駐車場への帰り道、猪を見ました。歩いていたのは舗装されていた道路ですが左右が山ですので、左の山から右の山へ舗装道を横断していました。母猪はでかかったです。重量のある走り方。そのあとをすぐちいさな猪が続きます。ゲラでうるせーことに定評のある廃墟ガールですが思わず黙りました。後ずさりしました。そんなこんなしているうちにもう1頭てててーっと来ました。ちょっと遅れ気味のちびでした。特に親猪はでっぷりしてて怖かった。衝突されたらひとたまりもないとひと目見ただけでもようく分かった。

 

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高低差のある屋根、錆びたアンテナの形、控えめな曲線窓、なぜこんなにバランスがとれているのかしら。


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ケーブルのお名前は佐川急便フォントに近いけれど、お隣は明朝体。(cf.16と15だけ佐川急便フォント→その377:【暗渠ハンター】青山北町アパート【笄川】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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こんなの得意分野です。


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元お手洗いの空間に駅の看板が落ちています。いえ、仕舞われています。

 

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もう一度引いて、右へまいりましょう。


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の前に階段チェック。なぜ外階段にしたのか、ここは2階でいいのか、何用だったのか、てんでわかりませんが、外観のアクセントになっていることは確かです。かわいらしい。


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横に来ました。ほんとうに晴れてよかった。


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この写真お気に入りです。わたしが撮ったのじゃありません。正面はあんなに控えめな窓、しかも曲線美だったのに角度が変われば突然この格子。そして経年劣化の歯抜け、向こうの青空。アート作品です。アートといえば、過去にこの駅舎は瀬戸内国際芸術祭の作品になったこともあるそう。このデザイン性に惹かれるのは廃墟好きだけではないということですね。

 

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ぜんぜん読めない地図。トラックは引っ込み思案です。


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赤文字はこの建物だとよく目立ちます。出られなかったら大変ですしね。


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駅名のひらがな具合が憎いです。かつてケーブルカーの車体はこっちの駅にあったこともあるそう。急勾配そうです。

 

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おかわり。こんなに外観が画になる廃墟もそうそうない(主観です)と感じ、おんなじアングルでばかすかずっと写真を撮っていました。このこじんまりしたかつレトロでお洒落なデザイン、どストライクです。

 

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お美しい。何度も書きますが青空と撮れて良かったです。サイコーにお気に入り。

 

 

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おまけ。2/7の大菩薩峠同様、セルフビルドの金字塔! 中は見学時間がきまっているのと撮影は禁止ですのでそっと眺めるだけ。


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1階から3階まで斜めスロープが伸びています。屋上にも建物が、重機が。噂に聞くとおり眺めていて飽きない線の美しさです。中には店舗も入っています(時間切れで閉まってました)。飾らずきどらずこのままの姿でここに建っていらっしゃるのがよいのです。住んでみたい。(cf.重機→■ - 廃墟ガールの廃ログ)


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その468:【画像大量】甚五郎【爆走四国アゲイン4/7】

 

 

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おそらく有名物件ですね。(cf.バックナンバー→その465:畑田変電所【爆走四国アゲイン1/7】 - 廃墟ガールの廃ログその466:大衆館【爆走四国アゲイン2/7】 - 廃墟ガールの廃ログその467:【出張暗渠ハンター】事務所跡【爆走四国アゲイン3/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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1番大事な情報も緑にまみれてこの通りです。


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巨大な筒が転がっている。


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窓ガラスはすべていなくなっていて、四角く空洞が並ぶのみです。


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横長に続きます。ちまちま進んでは撮りを繰り返したのでたくさんの写真があります。もちろん中には入れませんけど、観察してゆきましょう。


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廃墟ガールを探せ


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やはりすこし残念なところとして、管理がそこまでなされていないからか、ここから侵入するんだろうな……という場所があけすけであった。もれなく荒らされていた。(cf.その445:【画像大量】鬼怒川温泉駅とその周辺【2/3】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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あらかわいい。(cf.火気厳禁→その450:針尾送信所【バースデー長崎3/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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周りは褪せても、カラフルを保つバケツたち。


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ばりばりの枠組みから見えるのは厨房でしょうか。自分が撮ったじゃない写真ももらってるからいろんなフィルタが入り乱れる。もちろん掲載許可はいただいております。

 

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ビビッドなお色が目立つ。漫画の吹き出しみたい、声を大にして言うときのやつ。


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ふちにいすぎて、重心が後ろに持ってかれています。


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当然です。


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ゆで卵の殻みたい。

 

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上と下で分断された結果、ずいぶんと湿度差がある模様。下は出てくる水で苔むしていました。


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かわいらしい。ばりんばりんの中に覗くアクセントになっています。


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まあガラスがこうなっているってことはお察しなのでしょう。フライトごっこをしているかたがいらっしゃるということなのでしょう。


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すごくすごく雑多な中にこのコピーはちょっと皮肉めいていてお気に入り。


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ぼやけた赤い文字を見るに100円? とあるので、何枚入れるかは分かりませんがそこまでいまと乖離した物価ではなさそうです。(cf.値段不明→その72:多門亭茶屋跡地 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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にしても開いている(永久に)窓の多いこと。調べてみましたらこちら近くの駐車場が屋島山に訪れる人が多いと第n駐車場として開放されることがあり、そのきっかけで人目につくようになり、いろいろといたずらされたり破壊されたりがあるそうです。そこここにその痕跡が認められます。


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夜間受付は終了している、ということみたいです。


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埋まっているコンセントくん


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縦線。


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ばりばり、ごちゃごちゃ、ざらざら。ここからは作為的破壊や配置により被写体らしい被写体となったおあつらえ向きの被写体たち。その394:化女沼レジャーランド【画像大量1/3】 - 廃墟ガールの廃ログを思い出します。


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締切


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さかさまにしたらお花植えられそう。


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終末シャンデリア。

 

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裏手のような入口でおしまい。


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途中までこの日は雨だったのですがこのへんから晴れてきました。良い空になってきまして続きます。