廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その467:【出張暗渠ハンター】事務所跡【爆走四国アゲイン3/7】

 

 

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廃墟は下のほうです。

(cf.バックナンバー→その465:畑田変電所【爆走四国アゲイン1/7】 - 廃墟ガールの廃ログその466:大衆館【爆走四国アゲイン2/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

杣場川(せんば)

 

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福島(その396:【暗渠ハンター】事務所跡【しびつ川】 - 廃墟ガールの廃ログ)、栃木(その446:【画像大量】鬼怒川温泉とその周辺【3/3】【からの暗渠ハンター】 - 廃墟ガールの廃ログ)、奈良(■ - 廃墟ガールの廃ログ)に次ぐ出張暗渠ハンター活動です。夜に旅先で出歩くとき、地続きであるはずなのに未知の世界を歩くようなうきうきがあります。家から歩きにゆくのとでは、時間や労働や家事などからも繋がりを絶たれているから、というのもあるかもしれません。


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夜のお散歩の必需品、それは光る腕輪です(10000%違います)。普段の暗渠フェスならまだしも、毎回こうして遠方でもこんなことにつきあってくれるおともらちがいるのはすごいことです。ありがとうございます。れつごー。


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ずんずん


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ずんずん


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ずんずん進みます。蓋のされている広め道です。iPhoneとカメラとの写真が混在していますがこのままゆきます。


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廃墟ガールは猿腕? なので 腕の関節が逆に曲がります。これは角度を調整して人間界用に(?)撮ってもらったもの。


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表札というのか、橋の名前がはまっていたっぽそうなところは窪みになっていましたけれど、橋の跡を見学します。帽子には最近もらってお気に入りの鳥ちゃん。


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短いですが緑道も。始まってもなお蓋。


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左手前の高くなっているドアが、暗渠の道しるべです。


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静かな夜でした。明るいときこのへんはどんな雰囲気なんだろうと考えるのは、首都圏よりもこうして降り立った、普段の自分と縁のない土地のほうです。


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からの唐突な道端に鳥居。この奥が神社のもよう。

 

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からのこちらです。お分かりの通り左右は駐車場で、ぽつねんとここだけまだ、のようでした。のっぽスリムな建物です。


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モデル体型ですね。近づいてみます。


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シヤッター。(cf.シャッター→その249:高円寺アパート3号棟 - 廃墟ガールの廃ログその270:廃ビル&イフ外語学院神田校跡 - 廃墟ガールの廃ログその271:事務所跡【カオスカミス1/9】 - 廃墟ガールの廃ログエトセトラ)


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恒例の(?)フラペチーノ置き場チェックです。コードが縦横無尽ですし不安定そうなので難しそうです。(cf.そもそも1回しか置いたことない→その362:廃アパート【奈良市】 - 廃墟ガールの廃ログ)ついでになんだか赤いのは近くの横断歩道が止まれだったのだと思われます。


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枠組みです。おそらく住居兼事務所または店舗のような出で立ちだったのではないかと予想します。


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首をぐいんとします。


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正面から見て右の側面。さて反対側にまわります。


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ん……??


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超超超芸術トマソンでした。その436:ホテルブルー - 廃墟ガールの廃ログで見たのと同じく、お隣さんの残像があります。木造家屋だったのか解体するときにきれいにいかなかったのか、縦線で木の繊維のようなものがびっしりと等間隔にこびりついたままです。まあまあきもいです。集合体恐怖症には厳しいものがありまして、近寄れませんで撮ってもらいました。


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こっち向きであればこのくらいの遠目がちょうど良いです。お隣さんとお隣さんは駐車場に、ここだけが残っています。背景がありそうです。

 

 

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おまけは深夜暗渠散歩撮影へたくそ選手権。ぶぉんぶぉんしています。(cf.その他へたくそ写真はカテゴリに)

 

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もう一丁。走っていたら見つけて、助手席から撮ってもらったもの。ガソリンスタンドのバンパーを使って作った天一!! 驚愕!!

つづきます。

その466:大衆館【爆走四国アゲイン2/7】

 

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前回までのあらすじ。

4年前の四国旅行、その128:ホテルニュー鳴門【画像大量】 - 廃墟ガールの廃ログらへんのリベンジ。前回は台風との握手会だったのでかなりスケジュールを狂わされていたが、今回も初日は雨模様。(cf.バックナンバー→その465:畑田変電所【爆走四国アゲイン1/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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人生で1度だけ、同人誌の売り子をしたことがあります。そのときに売っていた作品も例によって廃墟を題材にしていたもんだから、やってくるお客さんとも当然廃墟の話になるわけです。軍艦島は至高、海外の廃墟はスケールが違う、うちの近くにこんなのあるよ、云々。その中で「四国に映画館の廃墟があって雰囲気が良いですよ」と教えてくださった方がいらっしゃいました。数年越しになってしまいましたが、来ました。その節はご情報ありがとうございます。(cf.売り子→番外編:廃墟短編集【文学フリマ福岡】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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田畑や住宅のある地域に突然この格好で現れます。でもその招待は映画館。このスケールで演劇ではなくて映画、だそう。単館上映劇場ということかしら。(cf.→その132:笠間昭和館 - 廃墟ガールの廃ログ)


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畑田変電所とは違い左から右表記。気持ち良いほどの達筆です。囲いもその上のゆるーいΩみたいな装飾もかわいらしいです。

 

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近づいてみましょう。


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チケットもぎりちゃんスペースがあります。その394:化女沼レジャーランド【画像大量3/3】 - 廃墟ガールの廃ログでもぎり箱に会ってからもぎりちゃんには一家言あるわけです(あるわけないです)。


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おや……?! もぎりの窓口からぶたちゃんが出てきました。これは各所公園にいるぶたの象形遊具――勝手に「狂気ぶた」と呼んでいます、どこで見ても同じ規格で、思い思いの方向をむいて寝ているところにセンスと狂気を感じたためです――をかたどったアクキーです。かんわいい。


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この掲示板跡地にもぶたちゃんが。さてどこでしょう。


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正解はここ!

 

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蝶番はこのような状態でした。なんならむしろちょっと扉が開いていました。


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そうっと少しだけ覗いてみます。入ってはもちろんいけません。シネコンなんかをイメージしてしまうと椅子が段々になっている印象が強いですが、倉庫みたいな出で立ちでした。大きなスクリーンに映画が映されて、みんなで笑いながら泣きながら鑑賞していたのでしょう。


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下の受け皿となる部分がありませんので、これはフラペチーノ入れにはなりません(そもそもフラペチーノ入れにはならない)。(cf.フラペチーノ置き場じゃない→その362:廃アパート【奈良市】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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こじんまりとしていてかわいらしい建物でした。こうして見ると入口と側面でだいぶ壁の色味が違います。

 

 

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おまけは徳島にあるお喫茶店。前四国旅したときは営業日の関係で行けなかったのでリベンジ! 廃墟カフェ、と特集されていることがあってとっかかりはそこからなのだけれど、廃墟ではなくてなんとご主人がセルフビルドで建てた場所なのだそうです。斜めやぐるりやがたがたや良い味の建物でした。やっぱり阿南市は遠くて長居できませんでしたが寄れて良かったです。

今回は廃墟ではないけれど心躍る建物をたくさん見てきたのでおまけも充実。続きます!

その465:畑田変電所【爆走四国アゲイン1/7】

 

 

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salut! 副音声でございます。その130:ファッションホテル パステル - 廃墟ガールの廃ログのリベンジです。前回ハイパー台風で廃墟を諦めたりしましたが、こんかいも初日は雨。紛うことなき雨女。くそおおお

 

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でも天気にも自分にも罪はないしスタンスとして外の予定だとしても雨天決行がすぎるのでずんずん進む。変電所、で検索したらけっこう行っていた。その211:旧日立航空機株式会社立川工場変電所 - 廃墟ガールの廃ログその309:旧丸山変電所【始発群馬1/3】 - 廃墟ガールの廃ログその316:東京第二陸軍造兵廠荒尾製造所変電所跡【レツゴーキューシュー3/7】 - 廃墟ガールの廃ログその318:浦ノ崎変電所【レツゴーキューシュー5/7】 - 廃墟ガールの廃ログあたり。


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それと駅近物件ならびに線路近物件で撮り鉄のみなさまは歓喜のロケーションだった。登って撮ってみる。


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よい眺め。そろそろ右を向きましょう。


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未来機関のロゴぽくない? 下の小さい字は「所電變田畑」、上はなんて書いてあるのかしら?


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真ん中のドアだけが明るい色味。


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雨宿りしながら至近距離で電車を撮れるスポットを発見。後ろ姿は撮ってもらったものだけどよくこんな雨の中ただ廃墟の外側だけを眺めるだけの散歩に付き合ってくれるよな……ありがとうございます。


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堂々とした佇まい!


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クラシカルでコンパクトな建物。立地も素敵。幸先の良いスタートです。

 

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もうひとこえ。変電所のすぐ近くで見かけました。


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ななめるものほし。


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2階のほうが狭め、1階からせり出る平らい屋根が特徴的です。


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フラペチーノ置き場(違う)にズームイン。


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謎の斜めアングル。鮮やかなフィルタをもってしても鈍っている曇天。雨!

 

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おまけでは回転展望台にも乗りました。頂上ではなんと3回転もしちゃいます。ほぼ貸切。たのしい。


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さあさ、移動距離がえぐいのは前回と変わらず、続きます。