*基本データ
行った日:2024/02/24
廃墟になった日:2008年
詳しく:1970年に開業した商業施設。2階建てで鳥羽駅直結、飲食店やお土産屋などが入っていた。
*評価
怖さ:★★★☆☆
廃れさ:★★☆☆☆
見つけやすさ:★★★★☆
*あれこれ
のちのちおまけに出てくるフェリーに乗った際に見えた遠目からの景色で今回の記事はスタートします。
遅くなりましたがつまり三重県です。できたての赤福はおいしゅうございました。おかげ横丁の赤福裏手にある井戸ポンプもしっかり井戸子さん(id:chizuchizuko)(地図子さん)に報告済み。
フェリーを降りた駐車場からも見えます。
角地に建つ大きな建物です。円柱部分が特徴的。「名店街」の名もセンスがずば抜けています。
おみやレ゛
お事
建物の状態はかなり良好です。ただ伸びきった雑草や落ちてしまった文字パネルなどから時間の流れを感じます。
メニュー表ばりの張り紙でどんなものが食べられるのか一目瞭然です。
鳥ちゃんが飛んでいます。つぼ焼に興味があるのでしょうか。
お隣のこちらはお茶するところでしょうか、洋食屋さんでしょうか。なんにせよ席に吊り下がるライトがかわいすぎてどストライクです。
褪せた薄緑にすこしだけ斜めに揃えられたフォントのパールビル。かなり教育のなされたパイプたちの整列と対照的です。
まあるい部分が近づいてきました。別アングルの写真だとわかりますが、よく見ると給水タンクが隠されています。(cf.屋上給水タンク→その323:アムール - 廃墟ガールの廃ログ)
下半分から入りなさいの矢印ではありません。
名店街ってだけあって広い建物です。奥行きがあります。中にいても実感できるのでしょうね。
真珠が有名ですので、きっとアクセサリィがたくさん売られていたのだろうと予想できます。
案件――差し色として格好の被写体となるように意図的に移動・配置されたであろう残留物のことを勝手にそう呼んでいます――ではなさそうな消化器があります。しかし都合の良いことに双子ちゃんなのでやっぱり案件かもしれません。
パールビルに隣接する別建物からの眺めです。こうやって接続して雨に濡れることなく入店できたのでしょうね。
ここからは隣接の現役ビルにもかわゆいポイントがいくつもあったので厳選した写真を置いておきます。
お手洗の周りが青赤の、しかも横型の表示を縦に2分割したネオンがふちどっています。
最後をカタカナ表記にするところがまた時代を感じるしかわいいネ!!
*おまけ①
おまけが本番みたいなちゃんとした旅行だったので長めですがメモしておきます。
とはいえ一発目からカエルの楽団です。廃墟がメインでなかったとしても、ガイドブックに載っているような観光地がメインだとは限りません。この楽団、指揮者が4人(人ではありませんが)、シンバルが5~6人、アコーディオンが4~5人、三味線? マンドリン? が5~6人とかなり編成に偏りがありました。指揮者はスリーマンセルで右中央左とそれぞれ向いて指揮をしていると思いきや、すこし離れたところにもう1人いました。全員マエストロ顔をして棒を降っています。離れたところのソロの子は自主練中でしょうか。もし未踏でしたらぜひGO(id:GK_GK21)さんに行ってみてほしい場所でございました。勝手にコール申し訳ありません。
自主練中(?)の指揮者の奥に怪しい動きが。
ちび自由の女神、でかミロのヴィーナス、でかサモトラケのニケのお出ましです。
ルーヴル美術館にある彫刻作品のレプリカが堪能できる場所でした。その129:CarPoint・Selectionあるいは白雪姫と七人の小人 - 廃墟ガールの廃ログで楽しんだ大塚美術館と同じような場所です。中も写真撮影可でたくさん撮ったのですがそれだけで記事が書けるレベルなので一旦ここまでとします。
*おまけ②
豪華絢爛なフェリーに乗りました。こちらは便の関係で乗れなかった龍宮城号です。横に舞い踊っているたいやひらめがついています。
乗ったのはこちらのフラワーマーメイド号。
期待できます。
入ってすぐに、船の名前に恥じない金色のマーメイドがお出迎えしてくださいました。
しかも彼女の頭上はステンドグラスのようになっていて、太陽や雲や波や魚をイメージした柄が広がっています。跪いて仰いで写真を撮ってしまいました。
マーメイドに引けをとらない歌姫もいらっしゃいます。奥にはグランドピアノ。生演奏していたときもあったのでしょうか?
そして見どころは彼女たちだけではございません。1階・2階に売店もありまして、現在は2階のみの営業のようですがお酒や食べ物飲み物、かもめの餌などを買うことができます。(cf.豪華なフェリー→その6:屋久島のバルブ群生 - 廃墟ガールの廃ログ)
階を行き来する飲食物や食器用のエレベーターがありました。小学校の給食室で見たことがあります。
地図です。最上階のシルエットにも気になる影がありますね。
ボーイさんもいます。
2階はマーメイドとモンローのかわりにラッセンのようなオーシャンブルーがありました。
ついに甲板に出ました。ら、こちらにもマーメイドが! 2階の甲板からかもめに餌やりをしている部分がこの人魚の下奥にちょうどあるので、背景に飛び交うかもめと、なぜか虎視眈々とかもめに混じって餌を狙うカラスが映り込みまくりでした。
大きなかもめくんは船の行く末を見守ってくれています。
ほんとうはいるかのいる島やミキモトの真珠島などに行くための船なのですが、我らは1度も降りずに鳥羽港から鳥羽港を一周しただフラワーマーメイド号を堪能しつくしたのみでした。最高でした。
途中別の廃墟も見えましたが通り過ぎただけなので写真はこの1枚。
*おまけ③
四日市といえば? 工場夜景です。工程的にこの日に工場夜景見に行けたら1番良いね、だけで決めたスケジュールでしたが、なんと行った日が「工場夜景の日」でした。
こういう資料館にある映像系のクイズは大好物です。(cf.周りに人がいないときに大人はやりましょう→その545:白鳥【バースデー千葉5/8】 - 廃墟ガールの廃ログその509: 桃花台新交通桃花台線【交通安全愛知1/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)
タワーの上のガラス越しですが絶景でした。
無料で覗ける望遠鏡から覗いたレンズの写真。盛りだくさんで大満足の三重でした。