廃墟ガールの廃ログ

廃墟散歩の備忘録

その521:社宅跡【爆走海道3-1/3】

 

 

*基本データ

 

場所:香川県丸亀市土器町東5丁目(どきちょうひがし)

廃墟になった日:2012年にはすでに廃墟だった模様

詳しく:1960年代に建てられた平屋住宅。当初4棟、1970年代に増築され全8棟に。

 


*評価

 

怖さ:★☆☆☆☆

廃れさ:★★☆☆☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 


*あれこれ

 

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爆走海道シリーズはまだまだ続く、副音声です。そろそろバックナンバーとして記事のリンクを載せるのが億劫になってくる頃。(cf.その516:武智丸【爆走海道1-1/4】 - 廃墟ガールの廃ログその517:シルクロード【爆走海道1-2/4】 - 廃墟ガールの廃ログその518:シャンテ本郷【爆走海道1-3/4】 - 廃墟ガールの廃ログその519:みはらし温泉【爆走海道1-4/4】 - 廃墟ガールの廃ログその520:ゴミ焼却場【爆走海道2】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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青空に並ぶ平屋ちゃん。かわいい!


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平屋借家がお行儀よくしていらっしゃいます。手前には少々お疲れ気味のデリニエータくん。良い、良い画です。(cf.平屋ちゃん→その79:住居跡【松戸市】 - 廃墟ガールの廃ログその255:住居跡【野田市】 - 廃墟ガールの廃ログその259:住居跡【笠間市】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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この雑草の育ち具合から、奥の借家への立ち入りが長い間ないことがわかりますね。


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冬の装い。


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凛々しいお姿。廃墟ガールはむかしむかし、いろんな町のいろんな家が空き家か空き家じゃないかを見極める職人を生業にしたいたことがこれっぽっちもないけれど社畜のことを書くと生々しいのでこのブログではそう書いていますがゆえあることになっているのでして、当時こういった借家群は多く目にしてきました。団地と同じで、画一的な決して広くはない空間をめいっぱい工夫して生活している場を見るのが好きで、廃団地と同じで惹かれるものがあるわけです。


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落下秒読み郵便受け。


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この型板ガラスは夜空柄ね。(最近一覧が載っているサイトを教えてもらったので柄の照会ができるように。ちなみに最近型板ガラスに興味がありすぎてネイルを型板ガラス柄にした。銀河の柄。)


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またメータくんは不在でかぶりもののみ。大きくて有名な廃墟よりも、こういうのが好みと再認識し、次の場所へ!

 

 

*おまけ

 

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おまけ的にもうひとつ。近くまでアクセスできる道路ごと立ち入り禁止になっていたのでワンアングル。


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お城のような立派なつくりだけれど、その実はラブホテル跡地。そしてよく見ると窓ガラスがない。中まで入る猛者がいるということ……カラフルなのとサイレントヒルみたいなの交互に貼ってありますがカラフルなほうがわたしが撮ったやつ。


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その520:ゴミ焼却場【爆走海道2】

 

 

*基本データ

 

場所:広島県広島市安芸区船越南5丁目

廃墟になった日:2014年時点で廃墟だった模様

詳しく:瀬野川河口付近にある小型の清掃施設。

 


*評価

 

怖さ:★★★★★

廃れさ:★★★★★

見つけやすさ:★★☆☆☆

 


*あれこれ

 

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暗渠を歩く鹿ちゃん。さて今回もあれこれ音量小さめでつぶやく副音声。まだまだあるのでさくさくゆきましょう。(cf.バックナンバー→その516:武智丸【爆走海道1-1/4】 - 廃墟ガールの廃ログその517:シルクロード【爆走海道1-2/4】 - 廃墟ガールの廃ログその518:シャンテ本郷【爆走海道1-3/4】 - 廃墟ガールの廃ログその519:みはらし温泉【爆走海道1-4/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)

 

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のぶたちゃんを経由してお散歩。


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面白い橋。まず歩行者と自動車が別の橋で、2本の橋の間は空いていて下は川が見える。左端に少し見切れているのが歩行者用の細い橋。自動車側の橋はこの幅で、停止線からして一方通行ではなさそうだけれど、すれ違うのはかなり厳しそうだった。なら歩行者用とぶち抜いて幅広1本にしてしまえば、間の空いている分も空間になるから運転しやすいのではと思うけど、そうはいかない理由があるのかも。


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それでしばらく歩くと着くわけですが、カメラで撮ったっていかんせん画質が瀕死。(cf.その104:【板橋区】住居跡?【画質が限界】 - 廃墟ガールの廃ログその377:【暗渠ハンター】青山北町アパート【笄川】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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裏手に車両が登ってゆく入口がある。夜景じゃない夜の巨大施設は恐ろしく見えました。


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ちょい左のほうにオリオン座があるの。(cf.夜空→【レトロキューシュー1/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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角地にある大きな施設。すぐそばは川。


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かっくいいです。


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昼間に見たらまた違った感想を抱くのでしょうね。パイプやフェンスの質感ひとつとっても、かなり違っていそう。


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夜空や街灯や冬の寒い空気と一緒にいただきます。乙ないただき方。


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街灯に合わせたらよく見える写真になった(これは撮っていただいたものだけれど)。工場ですらひとつひとつのタンクや機会がなんだかさっぱりなのだから、ゴミ焼却場なんてなおさらわからない。わからないままに眺めてかっこいいなと思うばかり。お散歩やドライブの延長での観察なので、感じるままに見て楽しめばそれでよいと思っております。

 

 

*おまけ

 

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もうひとつ。廃墟、とは言わないけれど、閉業された集合住宅内の銭湯。右の貼り紙はレトロだし、左の貼り紙はなんともいえない気持ちになる。


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サウナは外階段からも行けるよう。


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この団地は何を隠そう大好きな坂出人工土地(cf.その471:【4年越し】スカイレストニュー室戸【爆走四国アゲイン7/7】 - 廃墟ガールの廃ログ)と同じ設計士さんがデザインされたのだって。このアニマルたちは地に足つけてる顔をしているが実は2階。左奥に見えるガラス部分は下がアーケード街。しかもこの公園には行ける階段と行けない階段があって、好きなだけ迷子になれる坂出人工土地に負けず劣らずのつくり。


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Amazonのエレベーター。(これはわたしが考えたわけではなくて同行者さんがゆっていた。ぜんぜん笑ってしまった、Amazonにしか見えない呪いにかけられた。センスよ。)

その519:みはらし温泉【爆走海道1-4/4】

 

 

*基本データ

 

場所:広島県三原市須波ハイツ1丁目

廃墟になった日:2019/01

詳しく:1996年開業の2棟からなる複合温泉施設。入浴、食事、宿泊ができた。

 


*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★☆☆☆

見つけやすさ:★★★★☆

 


*あれこれ

 

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海沿いを走っております。パート1の最後は巨大なこちらを観察。(cf.バックナンバー→その516:武智丸【爆走海道1-1/4】 - 廃墟ガールの廃ログその517:シルクロード【爆走海道1-2/4】 - 廃墟ガールの廃ログその518:シャンテ本郷【爆走海道1-3/4】 - 廃墟ガールの廃ログ)


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すぐ左脇にバス停があるけれど、そのバス停の名前にもここの名前が使われていて、廃墟がランドマークになっている。


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しかもまずこんな大きいのにこちらは駐車場ブロックでした! 旅館の規模を思い知れる。


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その517では緑が生い茂っていた箱もこちらはこの通り。


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どこかの集合住宅のお名前かと思いきや正式地名。じゃあ須波ハイツにある須波ハイツは須波ハイツ須波ハイツだし、須波ハイツにある須波コーポは須波ハイツ須波コーポ……??(??)

 

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あおりまくり撮影。「各種宴会承ります」とかってのぼりが出ていたのかしら。


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どこもがら空き。


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こばみごくん。


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がらんどうが続きます。


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こっちの丸いのが本体。日帰り入浴と食事処だそうです。


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駐車場とは歩道橋で繋がっている。すぐそこに横断歩道がありますが宿泊客専用の通路として作られたのでしょう。


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抜かりない宣伝。


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車が停車できる入口。歩道橋の影のせいか暗め(いや廃墟だからでは)。


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ゴージャスなひだひだ。向こうに自販機が見えます。

 

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振り返れば駐車場。坂をぐんぐんのぼります。


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坂の上にあるのは宿泊施設。というか図らずもマジックアワー、黄昏時、エモい時間帯? に見ていたのでどんどん暗くなっていっている。


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マジックアワー観戦席があった。


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船が通り、鳥が飛び、波が返し、日が暮れるのをぼうっと眺める特等席。余談ですがいまだに「エモい」という言葉の使いどころ、マジックアワーの景色でしか知らない。ほかどういうところで使うのかしら。おばちゃんわからない。


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全室オーシャンビューかしら。

夏草や つわものどもが


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魚三昧のほうにも同じような像があった。看板像なのでしょう。


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嗚呼ほら、どんどん日暮れてゆく。いま写真たちを見返していて気づいたけれど、薄ピンクとシアンとエメラルドグリーンだから、海と夕暮れの空の色とおんなじ。図らずも。売却再建の話も出ているようだから、もう少ししたらバス停の名前も変わるのかもしれないな。

 

 

*おまけ

 

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近くにあった海沿いのカーブミラー。歩道側から見ると海が写る角度で、確実に陸用ではなさそう。上には半月。


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メルヘンミスドも。

 

 

*そして

 

だいぶ再訪してきたのでこちらも更新。その1の再訪は実に10年ぶりで恐ろしい……

 

hiyapa.hatenablog.com

 

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